【宝石の国】好きな作品の話
ありさです。
今日は書くことが無いので好きな作品についてちょっと呟こうと思います。
私『宝石の国』が好きで、アニメは勿論のこと漫画の方もネカフェで最新刊まで読みました(12巻の特装版は読めておりません🙇♀️)。
ちなみにコミックDAYSに課金して最新話まで読んでおります。
漫画アプリに課金したのは宝石の国が初めてです。
12巻まで読んだ感想について少し。
明確な悪役が居ないのにここまで主人公が報われない物語って中々無いですよね(12巻以降の展開的に結末はまだ予想できないですが...)。
主人公が死ぬ気で頑張って(死なないけど)ようやく手に入れた平和の中に自分は居ないという...。
特にカンゴーム→姫→ウェレガトの流れは精神的に来るものがありますよね〜。
私はカンゴームも姫もウェレガトも好きですが、フォスを主人公とする読者目線としては憎く思う気持ちもあります。
「今までの自分は呪われていて本当の自分じゃなかった!親友みたいに思わせて悪かったな!でも周りを大事にしないお前も悪い!あとは頑張れ!」とか、いくらなんでも冷たくないですか。
自分だってフォスを通してラピスを見てたんじゃないの。
今まで散々協力しておいて、自分が幸せになった途端責任放棄ですか。
今後はフォスの恩恵だけ受けて自分は何もしないおつもりですか。
うーん人の心。
まぁ、でもでも。
カンゴームがフォスに指摘したことって間違ってはいないんですよね。
フォスってめちゃくちゃ独善的なんですよ。
ラピスの頭が移植されて以降は特に。
「これは皆の為!」と言いつつも結果的にその皆を振り回しているし、危険な目に遭わせた時だって何度もありました。
12巻以降の話でようやく自覚したように、これまでの行動の根底にあったのは「誰からも愛されたいという願い」であって、皆の為などではなかったのです。
誰からも愛されたいのに誰のことも大切にしていない。
だから皆離れていっただけなのです(最終的に自分で「僕はもう誰も要らないんだよね」とか吐き捨ててましたし)。
主人公なのに主人公補正が無かっただけ。
その反面、ユークは最後まで一貫して仲間の身を案じていました。
フォスに対して最後まで話し合いでの解決を望んだり、拒絶されたにもかかわらず地球に残されたフォスの身を案じて対話を提案したり。
月人になる道を選んだのも、そうすれば戦争が終わるから。
本当の意味で仲間を想っているから。
あくまで自分の為に動くフォス(ラピス)と、仲間の為に動くユークの対比が見事だと感じました。
とはいえ、フォスが皆を戦争集結に導いたのは事実で、そのおかげで皆は1万年間楽しく過ごせたわけだから、最後にはフォスが納得出来る形で救われて欲しい...。
自らを消滅させたいと言うフォスに、金剛の兄機は何て答えるんでしょうかね。
今後の展開が楽しみです。
他にも書きたいこと色々ありますが、長くなるので今日はここまで。
それでは(・ω・)ノシ